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第53回 「インターネットの世間話(その44 最近の出来事)」
Orange
Network 2003年5月号掲載
前回の続きで 今回は最近色々話題になっている 迷惑メール(Spam Mail)関連についてご説明します。
迷惑メール(SpamMail)
電子メールは本当に便利なものですね。 最近はこの電子メール無しではビジネスができないほど 日常業務に反映しております。電話と同じでメールが使えないと仕事になりませんね。 毎朝自宅や事務所で最初にやる事は 電子メールの確認です。 昨日の報告書、 日本からの連絡、 お客さんからの連絡、ベンダーさんからの連絡 友人からの訪米予定等 色々な電子メールが入ってきます。 昔はFaxが多かったのですが 最近はFaxの変わりにほとんどが 電子メールが使われています。 Faxですと 電話代がかかる事、 相手を夜中に起こしたりしてしまう事、 人の紙を使って伝言を印刷することなど 電子メールに比較しますと ベストな連絡媒体ではありません。
しかしこの便利な電子メールに最近 ジャンクメール(SpamMail)が増えてきたの 皆様お気づきですか? 先日の新聞にも取り上げられていましたが 今年の4月から突然このジャンクメールが4-10倍以上増えたそうで ネットワーク管理者、インターネット・サービスプロバイダー そして 我々ユーザーが このジャンクメール対応に大変迷惑しています。 中にはウイルスに感染したジャンクメールを 送って来る所もありますので ウイルスのワクチンを頻繁に更新しておかないと パソコンを壊してしまう可能性がありますので 皆さん必ずワクチンを頻繁に更新して下さい。 ウイルスのソフトが入っていなければ お店で購入することお勧めします。
さてやっとCongressがこのSpamMailに対し罰則を法律化するように代議士が提案していますし、加州も今 Spamメールを法律化しています。もし加州が法律化を達成すれば 全米で一番厳しい法律になります。 インターネット・マーケッターつまりジャンクメールを送る企業は E-mailを送る前に 事前に許可をもらう必要があるそうです。もし許可が無いのに 迷惑メールを送ってきたら 消費者は1通のSpamメールに対し$500の損害賠償を訴訟できるそうです。1000通もらったら $500,000の損害賠償になりますので アーバインに家一軒買えますね。
しかし Spamメールをしている個人や企業は賢いので自分の存在を探せないよう色々工夫していますので 捕まえるのは大変なコストと時間がかかってしまいます。 いくら加州で厳しいAnti-Spamの法律を作成してもこの広いインターネット何処まで適応できるか考えると完全にSpamMailがなくなる事はありません。 しかし何もしないとこのSpamMailどんどん増えてしまいますので 沢山の法律を作るのが一番必要ですね。
考えてみれば Spamメールを送る人が アメリカに居なくても 中国、韓国やロシアからでも送れますので 国際的に厳しい対応しなければ ベストの効果は見られないと思います。
一番効果がある方法は Spamメールを送った発信機に Spamメールの攻撃をするのが良いかも知れませんね。 先日 Mr.Jonesさんは www.slashdot.org
のサイトに行きSpammerのBlack Listから10箇所選択 彼のパソコンから10箇所のSpammerに送られてきたSpamMailと同じ方法で10,000通のSpamMailを送り返しました。 10,000通ならそれほどの害は無いかもしれませんが 迷惑メールを送り返すことで 抗議のメッセージを伝言しているわけです。しかし10,000通の代わりに10億通をSpammerの発信サーバーに送り返したらSpammerのサーバー、ウェブサイト、回線等 すべてがダウンしてしまいますので 彼らはSpamメールを当分送れなくなります。 法律や訴訟も大切かも知れませんが 結果がすぐ出るMr.Jonesさんの方法が一番効果的だと思いました。
しかし本当のSpammerは賢いですから どこの誰がやったか実際探すのは大変な労力が必要です。Mr.Jonesさんがダウンさせたサーバーはひょっとして 全然無関係のサーバーかもしれません。 セキュリティーが弱いため 誰かがSpamメール発信機として利用したかも知れませんので サーバーを持っている方はダブルの迷惑になってしまいますね。
先日 Earthlinkというインターネット・プロバイダーが数ヶ月と莫大な費用をかけて「Buffalo Spammer」というSpammerを探しつきとめ $16Millionの訴訟に勝ちました。 Spammerの本名はHoward Carmackと言う人で収入稼ぎのため盗難されたCredit Cardを使い343個のインターネット メールアカントを作成 1日に約1億のSpamMail 合計で800億のSpamMailを送ったそうです。彼はE-Marketerとして商品やサービスの販売促進として成功した販売からコミッションを稼いだそうです。よく調べてみると1億のSpamMailを送っても 成果はほんの数件しかないそうで 効率は最低ですが 伝統的な郵便のジャンクメールに比較すると コストはほとんどかかりませんので 誰でも資金無しで簡単にE-marketerになれるそうです。
普通 郵便のジャンクメールですと1000通出して10件 つまり1%の反応があれば 効率が良いと聞きますが、インターネットのジャンクメールですと 1億のSpamMailを出して10件反応があったとしても 確率として0.001%、しかし郵便のジャンクメールに比べにならないほど簡単に送れるのが 一番の問題点と思います。 (あるインターネットのサイトに行き、特殊なプログラムをダウンロードし E-mailの名簿を入手すれば E-Marketerになれるわけです。)ということで このSpamMailはここ当分減りませんので 皆さんそれなりの対応策を考えて下さい。
SpamMail対応方法
1)ジャンクメールの下に書いてある 「もし迷惑ならメール送信を解除するように名簿リストから取りますので連絡して下さいとあります。」 しかし皆さんそのような誘惑にのって迷惑メール名簿リストからメールアドレスを除いてもらうように依頼してはいけません。そんな返事を出したら迷惑メール業者に自分の使っている大切な電子メールアドレスが有効であることを認めたことになるので 彼らはあなたのメールアドレスを別迷惑メール名簿に登録してしまいますので別の迷惑メールが来る確率が高くなります。
2) 電子メールアドレスを変えるのは 簡単で一番効果的です。
3)無料のウェブベースの電子メールアカントを開き使い分けをする。
代表的なものとして マイクロソフトのHotmail(www.hotmail.com) とYahooメール(www.yahoo.com)。 Hotmailは2MBのスペースですので量が入りませんが便利で私用されています。日本語のメールが多いなら 日本のYahooが一番適しています。 米国のYahooは6MBのスペースをくれますので 大量に入ります。 1個はジャンクメール用に使用し 残りの1個は通常使うメールとして利用のが便利です。ウェブベースの電子メールでしたら インターネットにアクセスできるパソコンさえあれば 日本でもアメリカでも 自分の電子メールの受送信、住所等を集中管理できるのは 大変便利な機能です。ジャンクメール用に設定したメール#1と 大切なメールアカント#2と切り離せる事で使い分けできますので皆さんもお試し下さい。この無料ウェブベースメールは来たメールアドレスを簡単に登録できるので 住所管理やカレンダー管理に大変便利、パスワード付ですので 自分しか使用できないのもセキュリティーが高くて良いです。
4) 到着点であるパソコンにSpamフィルターのソフトをインストールする。迷惑メールを無料でフィルターしてくれるサービス提供サイトもありますが 迷惑メールを上手く管理したいのなら$30出して ソフトを購入するのも効果的でしょう。
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