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コンピュータは道具です


第34回 「インターネットの世間話(その25 最近の出来事) 」

Orange Network 2001年10月号掲載

テロの事件があったことが影響で 全米の経済ががたがたになった様子がいたします。 航空会社は路線と人員をカット なんとかこの難しい時期を乗り切ろうとしておりますし、 自動車会社は利息無しで車を販売するなど 以前では考えられない工作で対応しております。 ここ最近よく耳にするのは 各日系企業の売れ上げが昨年に比べ半分以下というところが大変多く 日本からの駐在員の方も 帰国しなければいけないとか暗い話が多いです。 元気な会社はセキュリィティー関連会社、 軍事関連会社 そして Biotech関連会社だけでしょうか。
テロ事件後 アメリカと言う国の偉大さに再度私は驚きました。 皆さんフリーウエイを運転していると 橋のところに「God Bless America」とか「United We Stand」とかバーナーを見かけませんか? 家の前にも 大きなアメリカの国旗がよく飾ってありますし 車には小さな国旗を飾って運転しているのを見かけます。 9月11日はテロによる自爆攻撃、 そして 10月は「Anthrax」など BioChemicalによる攻撃が出ています。 そして次に予想されているのはCyber Attackです。 今まではコンピューター技術者や若い人がいたずらのため作成した ウイルスが中心ですが CyberWarになれば 軍事関連のコンピューターに入り込んでいろいろ情報を盗み 米国のCommunication網を麻痺させるのでしょうか? 昔の映画「War Game」や「Sieze」を思い出しました。

さて今回はソフトライセンスの不法コピーを摘発する BSAと言う組織と マイクロソフトの WindowsXPが発売されましたので説明します。

不法コピーソフトを摘発する BSAと言う組織
最近ラジオのニュースを聞いていると BSAと言う会社が各企業にソフトのライセンスを買うよう脅しているのを耳にしませんか? BSAと言う組織はマイクロソフトやオラクルが協力して作った組織団体で 企業内のソフト不正コピーを罰する目的で動いています。 数ヶ月前は郵便メールで送られてきましたが 最近はラジオでも宣伝しています。 「企業が不法コピーを使うと最低15万ドルの罰金がかかります。 ソフトのライセンスは11月15日のBSA締め切りまでに購入しましょう。」という内容です。 BSAの脅し文句として 企業に一人でも不満足な人がいれば彼がBSAに密告するでしょう。 それでは遅いので 今のうちにソフトのライセンスを購入して罰金を払わないようにしましょうといった内容です。 主な該当ソフトはマイクロソフトのOfficeやOracleのデーターベースです。 もちろん不法のソフトコピーは良くありませんので 必要でしたら ソフトを購入することをお勧めします。 但し ユーザーが満足にソフトを使っていなければ あえて高い費用を払ってソフトを購入する必要はありません。 使っていないパソコンからソフトを取ってしまうのも対応策の一つです。 
最近はインターネットのブラウザーと電子メールソフトだけ使えば かなりの仕事が消化できます。 各PC側でソフトを購入する代わり サーバー側で対応すれば 良い事になります。
お勧めできるのは この機会を利用して企業は各PCがマイクロソフトのOfficeを利用しているかどうか 確認し、もしWord等をよく使用しているのなら 正当の頭数のライセンスを購入すべきでしょう。 Wordを使わなくても通常の仕事ができるのなら Wordを取ってしまうのも一つの手です。 Windowsには 必ず無料のワープロ WordPadが付いていますので 簡単なワープロは問題なくWordPadで対応できます。 又は SunMicroが StarOfficeの日本語版を先日出しましたので MicrosoftのOfficeの代わりに SunMicroのStarOfficeを導入するのも一つの手です。もちろん StarOffice日本語版は無料ですので ライセンスの事で頭を痛ませられる事は2度とありません。 機能も良くできているし 有償のOfficeと比較しても問題はありません。 もちろんWordで来たドキュメントをStarOfficeで開く事ができますので Word形式に変更して添付書類も送れます。 ワープロ、表計算、プレゼンテーション、そしてデーターベース・ソフトが無料で付いています。 こんなすべらしいソフトを無料で配布するわけですので SunMicroはMicrosoftの事をかなり嫌っているみたいですね。  
それともなければ LotusがSuperOfficeというソフトを安く販売しております。機能はMicrosoftのOfficeより優れています。 しかし MicrosoftのOfficeより知名度はありません。約50人いる事務所でしたら ライセンスのコストが最低$10000−15000位はするでしょう。 SunMicroのStarOfficeでしたら 無料、 LotusのSuperOfficeでも半額ぐらいの価格で購入できますので検討するべきと思います。 昔みたくパソコン1台ごとにソフトをインストールするのではなく 今後は使う人だけソフトのライセンスを購入してインストールすべきでしょう。 又あまり先のことを考えるのは 得策ではありませんので 必要な分だけ購入すべきです。 
 
Windows XP
とうとうWindows XPが販売開始になりました。
どこのメーカーも新しいPCにはWindows XPが搭載されてきます。 使う使わないは関係なく新しいPCはWindowsXPがインストールされてくるという事です。 WindowsXPは2個のタイプがあります。 家庭向けがHome Editionと Windows2000のUpgradeとして Professional Editionのタイプがあります。 マイクロソフトはWindows2000が出た時は 今後はすべてWindows2000に統一されますといいながら 統一されないまま 新しいWindows XPで開発されてしまったわけです。 マイクロソフトの事をすべて信じた人は裏切り行為をされた思いでしょうね。 本音と建前が違うのがマイクロソフトでしょう。 彼らの言うことをすべて信じるのは危険が多いですね。 私のPCは未だWindows98 弊社のお客様もまだまだ Windows95やWindows98を使っている所がいます。 WindowsのUpgradeしますかと尋ねると 今の環境で問題ないので あえて新しいWindowsは要りませんと言う回答を頂きます。 そうですよね、 必要がないのにWindowsをUpgradeするのは 無駄な事ですね。 
Windowsは基本ソフトです。 家に例えたら土台の部分です。 土台を変えたからリビングルームが広くそして良くなるという事はありません。 大切なのはアプリケーション・ソフトです。目的が明確になると使うソフトが明確になります。 そのアプリケーション・ソフトに時間や費用を投資する事が一番大切です。 使うソフトに最大の注意を払ってください。
ですので 新しいPCを購入する以外はあえて Window XPにUpgradeする必要性はありません。
Windowsをサポートするのが仕事や趣味なら話は違いますが 普通の方にWindows XP Upgradeはお勧めできませんね。

ご質問、ご意見等ございましたらE-mailでsupport@iscus.comまでご連絡下さい。
著者 : 桑原トーマス
UCLAコンピューター学科専攻

日系商社、日系ソフト会社を経て1994年にISCをアーバインに設立。
企業向け、個人向けのコンピューターのハード販売とサービス、ソフトの開発と販売、各種コンピュータクラス、インターネット関連のサービスとサポートを展開中。
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