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コンピュータは道具です


第26回 「インターネットの世間話 (その17 最近の出来事) 」

Orange Network 2001年2月号掲載

先日 Disneyが1Billionドルを投資したwww.Go.com ウェブサイトをクローズするニュースがありました。 そして海外に住んでいる日本人の方ならおなじみである マチナビ・コナーの www.YYPlanet.comも3月末でクローズ、 そして有名な無料音楽交換サイトサービス Napster.com に対してレコード著作権に違法行為しているとの判決が2月11日に下されたこと、最後に飛躍的に伸びているPCメーカーDell やGateway Computerが始めてのレイオフをしたことが大きな出来事でした。  

DellやGateway Computerはここ数年飛躍的に伸びたPCメーカーですが、 最近はパソコンの売上げが落ち込んで伸び悩んでいます。 現在米国の約70%の家庭に最低1台のパソコンが普及されている様子 PCメーカーが今までの様にパソコンが思うように売れ無くなりました。 

私自身も今使っているパソコンはインテルの450mhzで 何の問題も無く使っています。 新しいインテルの1000mhzのパソコンにわざわざ買いかえる必要もないので現在のパソコンを使用しています。 今の450mhzパソコンを使いはじめて 約2年経ちますが CPUを速くしなければいけないことも感じませんので ここ当分(半年)はアップグレードする予定はありません。  昔は(3-4年前) Pentium 200mhzのパソコンから400mhzにアップグレードした時は パソコンの処理能力がかなり速くなりましたが、 最近の500mhz PCから 800mhz PCに変えても たいしたスピードの変化は感じませんね。  所詮我々がパソコンを利用してする内容は ワープロ、電子メール、そして インターネットが中心なので いくら計算処理能力が速くなっても ワープロの入力スピードが速くなるわけではありませんし、 電子メールのタイプがはやくなるわけでもありません。  CPUが速くなれば少しはインターネットのスピードも速くなりますが モデムでインターネットしているのでは 大した変化もありません。  (同じパソコンを電話回線インターネットから 高速回線スピード(DLSやCable)に変えたほうが もっとインターネットスピードが速くなります。)  ですので 最近は新しいパソコンを買うペースがどんどん落ちて来ているのがパソコン業界全体に影響しています。 パソコンがこれだけ普及したので 米国のPC市場は ある意味では飽和状態でしょうね。  最近の消費者は 新しいパソコンを高額で買う代わりに 「CDを焼く」 CD-RWやDigital Cameraに皆さんお金を投資なさっています。 CDバーナーとも呼ばれており 好きな音楽等をCDにコピーしたり、 職場や学校で作成されたDataをCDに焼いて持ち運んだりしています。 このCDバーナーも安いのは$180位からありますし  メディアも1枚50セントぐらいで買えますから 昔に比べると安価でCDを作成できることができます。 (CDを焼く時には色々コツが必要です。 弊社のウェブサイトにCDを焼くコツを載せましたのでご参考ください。) 今後PCメーカーがどう対応するか楽しみです。

2番目の大きな出来事は Disneyが既に1Billion投資した www.go.comをクローズするということです。 1Billionを投資したサイトをクローズするわけですから それなりの理由があると思いますが もったいない話です。 Disneyは先日オモチャのサイトである www.toysmart.comもクローズしたばかりで Disneyのインターネット戦略プランは大失敗に終わっていますね。 $100の利益を作るのに$300の経費を使っていたら いくら将来有望になるかもしれないサイトでも 母体の親会社の決算まで影響してしまいますので 株主から嫌われてもしょうがないでしょうか。 この状況はオレンジ郡に住んでいる皆さんに おなじみの www.yyPlanet.comも同じ運命になってしまいました。 海外移住の日本人にはかなり有名で私も時々このサイトを利用しておりますが この3月でクローズしてしまいます。 ここも同じ理由で自分で利益を出せる状況に持っていける見込みがないので 親会社であるリクルート社が断念したわけです。 ロス、ハワイ、ニューヨーク、オーストラリア、ヨーロッパにすんでいる コミュニティーの生活情報を提供していました。 サイトの内容も大変便利でユーザーにとっては最高です。 でも良く考えてみると ロスに住んでいる我々にシドニーのおいしいレストラン情報やお買い物情報をいただいても 何の約にたたないですね。 サイトから何か買うのならまだまだこのサイトはビジネスになると思いますが 住んでいるコミュニティーの生活情報とコミュニティーの広告収入だけではビジネスにならないのでしょうか?  YYPlanetの登録人数は15万人いるみたいです。 メンバーの数としてはまあまあなのにクローズするのは残念ですね。 ちなみにインターネット販売の横綱であるAmazon.comは今年の年末まで運転資金があるみたいです。 しかしそれ以降はどうなるか分かりません。 アマゾンも先日レイオフをして 身軽になろうと努力しております。 今後のインターネットサイトはどうなるのでしょか?

3番目として 大きな出来事は インターネットで一番成功しているwww.napster.comに対しての 判決がおり 残念ながらNapsterのやっていることは違法行為ということで クローズするよう命令がだされました。 無料音楽スワップサイトとして 現在35億人がメンバーです。 アメリカに住んでいても 日本人と日本語の音楽を交換できますし もちろんフランス人とシャンソンの交換もできます。 財政のきびしい学生にとっては無料で音楽をダウンロードできるのは 最高のサービスです。 しかしNapsterは学生だけではなく我々社会人に取っても最高のサービスです。 なぜかというと 昔の聴きたい音楽を検索のところに入力して検索するだけで 世界各国のユーザーの音楽コレクションを探しに行き 音楽をダウンロードできるわけです。 例えば 加山雄三や西郷秀樹の音楽を聴きたいとします。 この日本の古い歌謡曲等を アーバインの米国レコード店に行っても売っていませんし 日本人町のレコード店に行っても 売っているかどうかもわかりません。 アーバインからロスのダウンタウン往復2時間かけていくだけの 暇も無いし。。。。  しかしNapsterのサイトに行けば 「加山雄三」と入れ 検索をかけますと10分ぐらいで日本の古い歌謡曲を自宅のリビングルームを出ずに ダウンロードできるわけです。  この便利さはお金では買えないですね。 社会人の方々は 有料でもこの便利さに対してお金を払い 何時でも自分の聴きたい古い音楽をダウンロードしたいそうです。 ですので最近はNapsterの人口構成も 学生中心から 社会人、例えばお母さんとか お父さんの方が増えているみたいです。 ひと昔は学生だけが利用していたNapsterも いまでは家族全員で使用しているわけです。 そういえば最近 弊社にパソコンのウイルス退治や修理依頼の方々のウインドウに Napsterのロゴを良く見るようになりました。 Napsterはもう生活の必需品なのでしょうか? 今後Napsterのサイトが有料サイトになって 合法的に音楽をダウンロードできても 昔のように沢山の人と共有ができないので 音楽コレクションの選択がかなり減ってしますことが予想されています。 なんとか 現在の音楽セレクションの質を維持しながら 合法的にビジネスして よい音楽サイトに成長して欲しいですね。

ご質問、ご意見等ございましたらE-mailでsupport@iscus.comまでご連絡下さい。
著者 : 桑原トーマス
UCLAコンピューター学科専攻

日系商社、日系ソフト会社を経て1994年にISCをアーバインに設立。
企業向け、個人向けのコンピューターのハード販売とサービス、ソフトの開発と販売、各種コンピュータクラス、インターネット関連のサービスとサポートを展開中。
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