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第21回 「インターネットの世間話 (その12) 」
Orange
Network 2000年9月号掲載
先月Napster(無料音楽共有サイト)に関して記事を書きました。(Napsterの記事は www.iscus.com
のサポートセクション、「コンピューターは道具です」の第20回に載っています。) その後どのような様子か9月18日までの動きを説明します。
前回
Napster.comはWebサイト・シャットダウンを免れましたが なんとか裁判に勝てるように弁護士達は勝てる議論を準備しておりました。 そこで彼らが採用した議論は なんと15年前にSonyがVCRを作成したとき、映画業界から訴訟された時 Sony弁護団が使った弁護論を採用するようです。 どのような内容かというと「新しい技術が発明され その技術を使ったVCR機が販売中止されるのは 技術発展を止めてしまう。 VCR機販売を中止するのではなく 悪用されないような管理対応方法を一緒に取るべきだ。」と議論しました。
Napsterの弁護士団はこの15年前のVCR議論を使いレコード業界の訴訟に対抗する意向です。 この議論で勝てるかどうか分かりませんが10月2日に再度裁判所にてヒアリングがあります。 どのような判決が出るのでしょうか楽しみです。
そんなおり この9月16日に加州ハンティングトン・ビーチの元無名パンクバンド("Offspring")が、レコード業界の訴訟に抗議目的で 新しいアルバムを無料でインターネット配布すると表明しました。 OffspringはNapsterのお陰で無名バンドから一躍有名バンドになったローカルグループです。 Offspringの抗議内容は「Napsterの技術により 音楽が無料コピーしてレコード販売が落ちるのではない。 自由にコピーすることで皆に曲をきいてもらい レコードの販売を促進してくれるはずだ。」との内容です。 彼らは議論が正しい事を証明するため 10月下旬に無料で新しいアルバムをWebからダウンロードできるようにすると表明しました。 同時に11月に新しいアルバムCDをお店でも販売するとの事です。 無料ダウンロードのためアルバムCD販売が落ちると言う内容のレコード業界議論をくつがえしたいのが Offspringの目的です。
しかしOffspringの販売元Sonyは止めてくれるよう依頼しておりますが Offspringは最終的には彼らの曲がインターネットに出て ゆくゆくは無料でダウンロードできるのなら 最初から無料で配布をしてCD販売促進したいとの判断、 上手くいくのか10月下旬が楽しみです。 Offspringの抗議内容も良く分かります。 よく考えてみると 中間マージンをたくさん取っているレコード会社が一番ネックになっておりますね。 特にレコード会社は価格を調整しますので デマンドの高い曲は必ず高い価格を提示しています。 もっと安くCDを買えるようにすれば こんな訴訟問題は解決すると私は思います。
例えば 新しい音楽CDを買うと$13-20位はしてしまいますよね。 実際アーテストに支払われるローヤリティはたいへん少なく CD1個売れても5%は払わないでしょう。 CDの原価は$1、印刷代や輸送代を含めてもコストは$2以下位でしょう。 残りはレコード業界の宣伝費と利益です。 この膨大なレコード会社の利益マージンを削り もっと消費者に安く音楽CDを提供すれば わざわざ不法コピーをする代わり 消費者は音楽CDを喜んで買うはずです。音楽CDがあまりにも高いのがそもそも違法コピーを発生させる原因と思います。 クラッシック音楽CDはレコード店に行っても$5位で買えます。
ベートーベンの音楽を聞いてもベートーベンにローヤリティは入りません。 何故かというと約50年経つと著作権が無効になるからです。 だからクラッシックCDはいつも安く購入できます。 それでもレコード会社は儲かっております。 ポピュラーな音楽になればなるほどレコード会社は価格を引き上げてマージンを高くしているが現状でしょう。
考えてみればレコード業界が違法価格設定で消費者から訴訟があっても良いと思うのですが 皆様どう思いますか? 私はこれを機会に焦点をNapsterだけではなく レコード業界の価格設定にも焦点をあてるべきと思います。 Napsterは不法行為ができないように仕組みを作り レコード業界は暴利を取るのではなく 安く消費者に音楽CDを提供できるように努力すべきです。 日本のNTTドコモ社長さんみたいに 消費者のために価格をおとせば 自然に消費者に受けるはずです。(NTTドコモが安い携帯電話出す前は 携帯電話は大変高い品物でした。 しかし今では学生からお年寄りまで気楽に使用しています。)
さて話は変わり この9月14日にWindows Millennium Edition(ME)が販売開始されました。日本語版は1週間送れて 9月22日に販売開始されます。 Windows MEと言う事でこれがWindowsの最終版になります。 これからはWindows2000をベースにした商品が中心になるとマイクロソフトの説明です。 ではこのWindows MEはどんな機能を持っているのでしょう? どこがWindows98と違うのでしょう? Windows98を持っている人がWindows MEにアップグレードする価値があるのでしょうか? 今回はMEについて解説致します。
最近新聞や雑誌にWindows MEにアップグレードした時の感想記事がよく載っております。 人によってはアップグレード中にハングアップが何回もあり上手くインストールできなかったとか、 別の人はWindows MEをいれて満足し 皆さんに入れるよう進めている方もおりました。 MEが活躍できる部分はデジタルピクチャー、ホームムービー、ジュークボックス、音楽再生、すばやい立ち上げとシステム関連ファイルの簡易メインテ機能が中心です。 もちろん最新の基本ソフトですので 色々な部品のドライバーソフトも増えております。
しかしWindows MEを買って今のPCにインストールする価値があるかは疑問に思います。 新しいPCにMEが付いてくるのは全然問題ありませんが
現在使っているPCに大した問題がなければ MEを入れるのは得策と思えませんね。
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